この日集まった200人余りの高校生は、「韓国の高校生はここに立っている平和の少女像になります。慰安婦問題が解決されるその日まで、痛い歴史を記憶し、希望の蝶になっておばあさんの意志を継いでいくつもりです」と誓った。
手には「日本政府は犯罪を認めろ」、「歴史を忘れた民族は未来がない」、「おばあさんに名誉と正義を」などといった文句の書かれた横断幕を持っていた。
平和の少女像建立を共にする韓国の高校生が、日本による統治からの解放70周年と、学生独立運動記念日を記念して3日、「平和の少女像」除幕式を行なった。
除幕式には、梨花(イファ)女子高の歴史クラブと総学生会で昨年学生の日に企画し、1年間で全国300校に手紙を送って参加を呼びかけた。建立基金を設立するため、バッジの制作と販売、世界1億人署名など多様なイベントを行なってきた。
イベントを主管した梨花女子高側によると、今回の除幕式は1年間に53の高校から1万6000人が参加して実を結んだという。
生徒らは「慰安婦問題解決のための韓国高校生の宣言」を通じて、「今日は1929年に日本による統治と戦った光州の学生運動から86周年になる日」とし、「この日の意志を継いで、世の中で一番痛い歴史である慰安婦問題解決を早めようとこの場に立った」と明らかにした。
また「我々のそばにいるおばあさんは、平均年齢90歳になる47人だけだ」とし、「未来の歴史を継いでいく我々高校生は、おばあさんをこれ以上待たせることはできない」と述べた。
生徒たちは日本政府に慰安婦を公式に認め、おばあさんたちに謝罪と法的賠償をするよう要求した。同時に韓国政府に、より根本的で積極的な解決意志を見せてほしいと訴えた。
梨花女子高の生徒は、平和の少女像建立にかかる費用を除外した1450万ウォン(約154万円)を「蝶基金」として韓国挺身隊問題対策協議会に伝達した。
韓国挺身隊問題対策協議会のキム・ソンシル共同代表は「今後、平和像を訪れる人が慰安婦問題を記憶し、二度と痛い歴史が繰り返されなければと思う」とし、「おばあさんたちの人権と名誉が回復されるその日まで、少女像が共になれたらうれしい」と述べた。
イベントに出席したチョ・ヒヨン教育監は「安倍首相を象徴する極右主義者の偏った認識が平和の少女像建立によって平和になることを願っている」と明らかにした。
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