全容疑者は、韓国中西部の全羅北道(チョラブクド)の群山(クンサン)出身で、2009年、21歳で韓国空軍に副士官として入隊した。副士官とは、士官学校出身の職業軍人「将校」と国民の義務として徴兵された「一般兵」の間をつなぐ役割の軍人である。「下士」、「中士」、「上士」などの位がある。
全容疑者は、5年4か月の間、副士官として働き、「施設兵科」で勤務した。部隊の施設や車両などの管理を行う職である。2015年3月に除隊したが、除隊時の階級は「下士」であり、副士官制度の中では最下位の位だった。
除隊後、10月までは群山のワンルームで独り暮らしをしていて、11月21日に観光目的で来日、22日から23日午前の間に靖国神社のトイレに爆発物を設置したとされている全容疑者は、23日には出国し韓国に戻った。
日本の警視庁から韓国警察に捜査協力の依頼がないまま、12月8日までは韓国マスコミの電話インタビューに対して、靖国神社への訪問までは認めたものの、犯行については「よく分からない」と答えていた。
そんな彼が、翌日の9日に羽田空港に現れた理由はまだ不明である。
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