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ロッテ創業者の後見人指定申請 妹が判断能力に問題提起
【ソウル聯合ニュース】ロッテグループ創業者の辛格浩(シン・ギョクホ、日本名:重光武雄)氏の妹、シン・ジョンスク氏が18日、弁護士を通じてソウル家庭裁判所に格浩氏に対する成年後見人指定を申請した。 韓国で2013年に導入された成年後見人制は病気・障害・老齢などにより、事務処理能力が十分でない人に対し、意思を代わりに決める適切な後見人を裁判所が指定する制度。 今回の申請はジョンスク氏が兄の事務処理能力について十分ではないと判断したことを示している。これまで93歳の高齢である格浩氏の健康について、不安視する声が相次いだが、家族が公式に格浩氏の判断能力に問題を提起したのは初めて。 ソウル家裁は後見人申請者の陳述、格浩氏の健康状態などに関する医療記録や専門家の鑑定、格浩氏本人に対する審問結果などを基に、成年後見人指定が必要か判断し、必要とされた場合は誰を成年後見人に指定するか決める。 申請書でジョンスク氏は、格浩氏の夫人である重光初子氏、長女の辛英子(シン・ヨンジャ)ロッテ福祉財団理事長、長男の辛東主(シン・ドンジュ、日本名:重光宏之)氏、次男の辛東彬(シン・ドンビン、日本名:重光昭夫)韓国ロッテグループ会長、次女の辛ユミ(シン・ユミ)ロッテホテル顧問を後見人候補として挙げた。 審査の結果、裁判所が後見人指定申請を受け入れなかった場合、格浩氏は意思決定が可能な状態と法的に認められたことになる。後見人が指定された場合は意思決定能力が不足していることが法的に認められる。 裁判所は申請書に記された5人すべて、または一部を後見人に指定することができる。 ロッテグループ関係者は格浩氏に対する成年後見人指定結果が東主氏と東彬氏による経営権争いの鍵となるとみている。 yugiri@yna.co.kr