対北宣伝放送再開か　韓国「準備できている」＝核実験受け

【ソウル聯合ニュース】韓国国防部は７日、北朝鮮の４回目核実験への対抗措置に関連し、「拡声器による対北宣伝放送をいつでも再開する準備ができている」と表明した。この日午前、国会国防委員会の全体会議で報告した。　拡声器による心理戦は北朝鮮が最も嫌がる措置の一つとされる。宣伝放送は北朝鮮軍が南北軍事境界線に接する非武装地帯（ＤＭＺ）に埋めた地雷で韓国軍兵士が重傷を負った事件への報復として、昨年８月に１１年ぶりに再開されたが、同事件で高まった南北緊張の解消に向けた同月末の南北高官協議での合意を受け、中止された。　一方、韓民求（ハン・ミング）国防部長官は国会で開かれた緊急懸案報告に出席し、「（宣伝放送は）核実験に対する軍事オプションの一つで、すべてではない」と述べ、宣伝放送以外の対抗措置も検討していることを示唆した。 csi@yna.co.kr