＜MLB＞李大浩、契約書に3月末オプトアウト条項を盛り込む

シアトル・マリナーズと1年のマイナー契約を結んだイ・デホ（李大浩）が、メジャー進出失敗に備えてオプトアウト条項を盛り込んだことがわかった。

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　シアトル地域のメディアは20日（日本時間）、「イ・デホのマイナー契約書に3月末にFA行使することができるオプトアウト条項が盛り込まれている。球団側にも確認した事項だ」と報じた。

　イ・デホは今月3日、メジャーリーグ進出をした場合、最大400万ドル（約4億5000万円）を受け取ることができるスプリット契約を結んだ。しかしメジャー契約ではなく、マイナー契約だったため憂慮の声も多かった。春季キャンプに参加するイ・デホがメジャーに上がるためには“狭き門”を通過さえすればいい。

　オプトアウト条項によってイ・デホは、開幕戦の出場選手登録25人枠に含まれない場合、FA資格を宣言することができる。これまでそのような条項が含まれていると見られていたが、今回初めて確認が取れた。

　マリナーズの選手団は、25日から全員が集まって本格的な練習に入る。同時にイ・デホは競争が始まるのだ。イ・デホは16日に現場入りしている。

　マリナーズGMのジェリー・ディポト氏は、イ・デホのメジャー進出の可能性について肯定的に見ている。「イ・デホがメジャーリーグに進出できる十分な能力を持っている」とし、「うまくやってくれると期待している。この場所はイ・デホが望んでいる場所だ」と述べた。

　最高のシナリオは、イ・デホが春季キャンプで良い姿を見せ、シアトル1軍名簿に名を連ねることだ。しかしもしイ・デホが開幕戦にエントリーされなかった場合、FA行使によって他のチームに移籍することができる。アメリカ残留が困難な場合、日本あるいは韓国国内のチームに戻る可能性もある