金浦空港の小型飛行機墜落事故、離陸許可の問題はなし＝国土交通部

韓国の国土交通部は、金浦空港で離陸中に墜落した漢拏（ハルラ）スカイエア所属のHL-1153小型飛行機を航空鉄道事故調査委員会に移し、精密な調査に着手したと29日に明らかにした。

　現在、国土交通部が派遣した航空事故調査官は現場での調査を実施中。国土交通部は現場調査が終わり次第、航空鉄道事故調査委員会に機体を移す予定だという。

　国土交通部関係者は「機体結合、操縦士の過失、整備不良及びアイシングなど全ての事故原因を調査するつもりだ」とし、「夜間飛行離陸許可に対する疑問が提起されているが、事故当時の見通しが6kmに達するなど、気象状況は良好だった」と述べた。

　「金浦空港航空機低騒音運行手続き」によると、金浦空港で行われる訓練飛行は21時まで実施することができるという。事故機は18時30分に離陸後、20時40分に金浦空港に入港が予定されており、離陸許可は正常に行われたと、国土交通部は説明した。

　一方、国土交通部は類似の事故再発を防止するため、3月末まで漢拏スカイエアをはじめとする16の操縦訓練業者に対する特別点検をしていく方針である。