北朝鮮北東部にある豊渓里(プンゲリ)の核実験施設ですぐに核実験に突入できる準備が整ったと見られると、米・北朝鮮専門メディア「38ノース」が分析した。(提供:news1)
北朝鮮北東部にある豊渓里(プンゲリ)の核実験施設ですぐに核実験に突入できる準備が整ったと見られると、米・北朝鮮専門メディア「38ノース」が分析した。(提供:news1)
北朝鮮北東部にある豊渓里(プンゲリ)の核実験施設ですぐに核実験に突入できる準備が整ったと見られると、米・北朝鮮専門メディア「38ノース」が分析した。

 豊渓里の核実験施設は、北朝鮮がことし1月6日に4回目の核実験をおこなった場所である。

 「38ノース」は、「最近の衛星写真を分析した結果、さらなるトンネル工事はおこなわれていないが、存在が維持されているだけでなく、1月の核実験以降、きれいにしている様子がとらえられた」とし、「これはいつでも核実験が可能なように全ての準備を整えたと見られる」と明らかにした。

 「38ノース」によると、今月6日と14日の衛星写真では北側の坑道の建物周辺通路の入口から排水路によってたまった水を抜き取っていると見られる様子など活発な動きを感知したという。

 これを北側坑道の入口と連結された別の核実験用空間に到達する通路を作ろうという意図があると推測しながら、2013年2月におこなわれた3回目の核実験直前にもこのような動きがとらえられていたことを指摘した。

 北側坑道の入口で活発な動きがとらえられたのと違い、南側と西側の坑道では特別な兆候は見られなかった。

 「38ノース」は「南側坑道の入口では除雪作業がおこなわれており、西側坑道では2015年8月以来、何の動きも観測されていない」とし、「西側坑道の通路と建物の屋根で除雪する人の姿がとらえられたのが全てだ」と明らかにした。

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