Copyright 2016(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0
北朝鮮の36年ぶり党大会 海外要人の出席なしか
【ソウル聯合ニュース】来月7日から開催されるとみられる北朝鮮の朝鮮労働党大会には海外の要人が出席しない可能性が高いもようだ。北朝鮮の事情に詳しい消息筋が19日、伝えた。 同消息筋は北朝鮮の党大会の準備状況について「今年2月11~13日に金英哲(キム・ヨンチョル、統一戦線部長)らがラオスなど東南アジアの友好国を訪問したが、今のところ党大会に海外からの参加者を招待する動きは見られない」と話した。 その上で、世界経済フォーラム(WEF)が核実験を受け年次総会(ダボス会議)への北朝鮮代表の招待を取り消すなど、国際社会の圧力が強まり北朝鮮の外交的立場が弱まったためとの見方を示した。 1980年に行われた前回の第6回党大会には118カ国から177の代表団が出席。当時は中国の李先念副主席をはじめロシアやジンバブエなどから首脳級が参加した。 しかし、36年ぶりとなる今回の党大会には、国際社会の北朝鮮制裁の影響により海外からの首脳級の参加者はいないもようだ。 韓国統一部当局者はこの日の会見で「党大会のため大規模な行事を準備しているという動向は特に確認されていない」と明らかにした。 また、制裁の影響で北朝鮮の外貨収入が大幅に減少したようだとしながら、「金正恩(キム・ジョンウン)第1書記や党大会の資金を調達するのに支障が出ているとみられる」と伝えた。 一方、韓国政府は党大会を控えた北朝鮮が内部結束のため長距離ミサイル発射や5回目の核実験を強行する可能性に備え動向を注視している。 sjp@yna.co.kr