VWの販売店=(聯合ニュース)
VWの販売店=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】ドイツ自動車大手フォルクスワーゲン(VW)が韓国で性能試験の成績書を偽造、改ざんして認証を取得したとされる問題で、VWの自動車認証取り消しが来月2日に確定する。韓国環境部が26日、明らかにした。 取り消しが確定すれば1車種当たり最大100億ウォン(9億1000万円)の課徴金が課される見通しだ。 同部は今月12日、同社に対し排ガスや騒音などの試験成績書を偽造して国内認証を受け販売されたVWとVWグループのアウディの32車種・79モデルについて、認証取り消しの方針を通知している。 今月28日には排出ガスや騒音などの認証の実効性強化を目的に大気環境保全法の条項が改正され、認証基準に背いた自動車メーカーへの課徴金の上限額が1車種当たり10億ウォンから100億ウォンに引き上げられる。今回32車種の認証が取り消された場合、課徴金は単純計算で最高3200億ウォンに上る。ただ、課徴金は売上高の3%とする上限ラインがあるため実際には1000億ウォンにとどまるとみられる。 同部は来月2日の認証取り消しで1車種当たり100億ウォンの課徴金上限額を適用するかどうか決定していない。内部で法的な問題を検討した上で発表する予定だ。 行政処分が確定しても既に販売された車両に対するリコール(無償回収・修理)は検討されていない。部品ではなく書類の偽造が問題となったためだ。 同部は運行中の車両のサンプル調査を行い、当該車種が排ガス基準を超えていればリコールが可能だとしている。
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