韓国国政介入事件　崔被告の初公判始まる＝本人出廷

【ソウル聯合ニュース】韓国の朴槿恵（パク・クネ）大統領の親友、崔順実（チェ・スンシル）被告の国政介入事件で、朴大統領と共謀し財閥企業に財団への資金拠出を強要したなどとして、職権乱用や強要などの罪で起訴された崔被告ら３人の事実上の初公判となる公判準備手続きが１９日午後、ソウル中央地裁で始まった。公判準備手続きには崔被告も出廷した。　崔被告の弁護人は同日午前、「誠実に裁判を受けるという意思を示している」とし、崔被告が出廷することを明らかにしていた。　公判準備手続きが行われるのは崔被告のほか、職権乱用の罪などで起訴された前青瓦台（大統領府）政策調整首席秘書官の安鍾範（アン・ジョンボム）被告、崔被告に朴大統領の演説草稿や政府高官の人事資料などを渡したとして公務上の機密漏えいの罪に問われている前青瓦台秘書官のチョン・ホソン被告の３人。　被告は公判準備手続きに出席しなくても良いが、崔被告は検察側の主張を詳しく聞き、自らの主張を積極的に表明するために出廷を決めたという。　崔被告は安被告らと共謀し、約５０の企業に対し、昨年１０月と今年１月にそれぞれ発足した文化支援財団「ミル財団」とスポーツ支援財団「Ｋスポーツ財団」に計７７４億ウォン（約７６億円）を拠出するよう強要した罪などに問われている。