【ソウル聯合ニュース】日本の植民地支配に抵抗して1919年に起きた三・一独立運動を記念する「3・1節」で祝日の1日、朴槿恵(パク・クネ)大統領の弾劾の賛成派と反対派がそれぞれソウル中心部で大規模な集会を開く。 政府から独立して朴大統領に絡む疑惑と親友の崔順実(チェ・スンシル)被告の国政介入事件などを調べてきた特別検察官の捜査チームは、前日で活動期間が終了した。また、憲法裁判所は朴大統領の弾劾の是非を判断するため裁判官の意見をまとめる評議手続きに入っており、今月13日までに決定を言い渡す見通しだ。こうした状況の中、集会は熱気に包まれると予想される。 弾劾に反対する朴大統領支持派の「大統領弾劾棄却に向けた国民総決起運動本部」は光化門広場の南の交差点にステージを設置し、午後2時から集会を開く。集会後は青瓦台(大統領府)と憲法裁判所方面を含め、五つのルートで行進する予定だ。この団体が青瓦台近くまで行進するのは初めて。 一方、朴大統領の退陣を訴えてきた「朴槿恵政権退陣非常国民行動」は午後5時から光化門広場で集会を予定している。7時ごろまでに集会を終え、政府ソウル庁舎の交差点から青瓦台の南100メートルまでを行進する。主催者側は参加者に、2012年の旅客船セウォル号沈没事故の犠牲者を追悼する象徴である黄色のリボンを太極旗(韓国国旗)につけるよう呼びかけている。 双方の行進はルートが異なる上、時間も重ならないとみられるものの、衝突が起きないとも限らない。それぞれが秩序を保ちながら集会を行うよう、警察は会場に約1万6000人の警備人員を配置し、バリケートも築く方針だ。
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