【ソウル聯合ニュース】北朝鮮が近く6回目の核実験に踏み切るとの見方が出ており、実施日だけでなく時間帯にも関心が集まっている。 これまで5回の実験は午前9時(日本時間)から正午までに実施された。1回目(2006年10月9日)が午前10時35分、2回目(09年5月25日)が午前9時54分、3回目(13年2月12日)が午前11時57分。昨年実施された核実験もこの時間帯で、4回目(1月6日)が午前10時半、5回目(9月9日)が午前9時半だった。 北朝鮮は北東部・豊渓里にある核実験場の地下坑道で核実験を実施するため、天候や時間帯に影響を受けることはほぼない。これに関し韓国の専門家は、北朝鮮が内外にアピールするためこの時間帯を選んでいるとの見解を示す。 民間シンクタンク、世宗研究所の鄭成長(チョン・ソンジャン)統一戦略研究室長は7日、「午前に核実験を実施すれば、午後の適切な時間に官営メディアを通じて内外に伝えることができる」と指摘した。 慶南大極東問題研究所の金東葉(キム・ドンヨプ)教授は、核実験と時間帯の相関関係を示すのは難しいとしながらも、「北は国際的な政治宣伝効果を最大限高めるために核実験を午前に実施した可能性がある」と述べた。 北朝鮮が午後に核実験を実施した場合、米国は夜中から朝であり、武力誇示の効果が半減しかねない。 北朝鮮は米フロリダで6、7の両日(現地時間)に開かれる米中首脳会談の結果を見守った上で、10日以降の半月以内に6回目の核実験に踏み切る可能性があるとされる。
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