【ソウル聯合ニュース】韓国の尹炳世(ユン・ビョンセ)外交部長官は1日の記者懇談会で、大統領選(9日投開票)の主要候補全員が旧日本軍の慰安婦問題を巡る日本との合意の破棄かやり直しを主張していることについて、「誰が政権を握っても難しい問題であることを認識しなければならない」と強調した。 また、「政権が変わっても政策を巡る困難さはそのまま残るため、客観的な現実を無視してはならない」として、「政府の中にいることと外にいることには相当な差がある」と説明。「被害者全員が大切だが、政府の立場を支持し、参加した(両国の合意で設立された財団から「癒やし金」を受け取ることにした)34人がいる事実は見ようとしない」と指摘した。 尹長官は昨年末、東京での韓中日の3カ国首脳会談が実現しなかったことにも触れ、「(3カ国首脳会談に合わせ、韓日首脳会談が開催されたら)好循環の効果があったのに、大統領と関連した厳しい状況(弾劾)ができ、想定外に釜山(の日本総領事館前に慰安婦被害者を象徴する)少女像が建てられた」と振り返り、「残念だ」と述べた。
Copyright 2017(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0