たばこ販売店(資料写真)=(聯合ニュース)
たばこ販売店(資料写真)=(聯合ニュース)
【世宗聯合ニュース】韓国企画財政部によると、4月のたばこ販売量は3億500万箱だった。たばこの箱に喫煙による健康被害を警告する写真と文句の表示を義務付ける制度が施行されてから減少傾向にあったたばこの販売量が、2カ月連続で増加した。 政府はたばこ代の値上げ、禁煙治療の支援、禁煙キャンペーンなど喫煙率減少のための政策を実施しており、昨年12月にはたばこの箱への喫煙による健康被害の警告表示を全面導入した。 たばこの販売量は今年1月が2億8000万箱、2月が2億3800万箱と減少した。しかし、3月の2億8200万箱に続き4月には3億箱を超えた。 韓国政府はたばこの販売量が4月に増加した理由について、2012年~16年の四半期ごとの禁煙外来平均受診者数とたばこの売り上げの推移を根拠に、年明けから禁煙していた人が喫煙を再開したためと分析した。 12~16年の禁煙外来の平均受診者数は1~3月期が14万6000人、4~6月期が11万人、7~9月期が9万2000人で次第に減った。一方で、同じ期間のたばこの平均販売量は1~3月期が8億7000万箱、4~6月期が10億1000万箱、7~9月期が11億箱と増加した。 韓国政府は、たばこ代値上げによる禁煙効果は持続しているとしている。 たばこ代の値上げ前の2014年4月と今年を比較すると、たばこの販売量は20.8%減少し、1~4月の累計も16.9%減少したという。 政府関係者は「喫煙警告写真の効果はもう1~2カ月様子を見なければならない」とし、「喫煙を助長する変則的な業態や、抜け道的な販促行為に対する規制を迅速に推進し、経済協力開発機構(OECD)加盟国の中で高い喫煙率を下げるための政策努力を続けていく」と述べた。
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