去る14日午後、ソウル清渓広場で開かれた世界慰安婦の日の文化祭は、去る10日に「キル・ウォンオクの平和」というタイトルでアルバムをリリースしたキル氏が初めて大衆の前で披露する席でもあった。
「皆さんにお会いするから綺麗に見せたくて素敵な服を着た」と静かな声で感謝の言葉を伝えたキル氏はアカペラで収録曲「恨(ハン=無念の思い)募る大同江」を、作曲家ユン・ミンソク氏のギター伴奏に合わせて「南原の春事件」を披露した。
続いて社会各界各層の10~50代の市民で構成された合唱団が舞台に上がった。合唱団はキル氏の故郷である平壌を思い出す意味を込めた「故郷の春」を一緒に歌い、キル氏のデビューステージを祝福した。
キル氏と共にステージに登場したユン・ミヒャン挺対協(市民団体)代表はアルバム制作の背景について「キル氏は5年前から『記憶がなくなっている』と話しておられているが、歌の歌詞一つ一つはずっと記憶している」とし、「女性人権運動家であり平和運動家でもあるキル氏が幼い時期に抱いた夢、日本統治時代と韓国社会の家父長的な文化が奪っていった夢を叶えて差し上げたかった」と説明した。
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