新羅ホテルも、昨年上半期に史上最大の赤字を記録してから、わずか1年で営業利益が減少傾向へと変化した。
22日、金融監督院電子公示によるとロッテホテルは、ことし上半期に売上げ3兆355億ウォン、営業損失900億ウォンの実績を挙げた。前年上半期だけでもロッテホテルは、中国人観光客の増加が追い風となり、売上げ3兆1986億ウォン、営業利益1587億ウォンの史上最大実績を記録していた。しかし、ことしは朝鮮半島へのTHAAD配備に反感をもつ中国人観光客が韓国訪問を相次いでボイコットしたことから、免税店はもちろん、ホテルまでも同伴不振の波が押し寄せた。
新羅ホテルもことし上半期、前年同時期に比べて4.2%増加した1兆9208億ウォンの売上げに、28.3%減少した272億ウォンの営業利益に留まり苦戦した。ロッテホテルに比べて、比較的”好成績”といえるが、THAAD余波で免税店事業は不振だった。
ただし、新羅ホテルはロッテホテルに比べてホテル・レジャー部門事業の実績が目に見える形で改善。昨年上半期のホテル・レジャー部門で売上げ1926億ウォン、営業損失51億ウォンを記録したが、ことし上半期には売上げは前年同時期に比べて13.2%増加した2180億ウォン、営業利益は22億ウォンで黒字転換となった。
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