◇崔順実被告に懲役20年、ロッテ会長は実刑 地裁判決 朴槿恵(パク・クネ)前政権で起こった国政介入事件でソウル中央地裁は13日、朴槿恵被告(収賄罪などで公判中)の長年の友人で同罪などに問われた崔順実(チェ・スンシル)被告(61)に対し懲役20年(求刑25年)と罰金180億ウォン(約18億円)の判決を言い渡した。崔被告は朴被告らと共謀し、50社以上の大企業に対し自らが事実上支配していた文化支援財団「ミル財団」とスポーツ支援財団「Kスポーツ財団」に計774億ウォン(現在のレートで約77億円)を拠出するよう強要した職権乱用罪のほか、朴被告と共にサムスングループから約束分を含めて433億ウォンの賄賂を受け取った収賄罪など計18の罪に問われていた。崔被告による国政介入事件は国民の怒りを買い、韓国憲政史上初の大統領弾劾、罷免へと至った。この日は崔被告らへの贈賄罪に問われたロッテグループ会長の辛東彬(シン・ドンビン、日本名:重光昭夫)被告に対する判決もあり、地裁は懲役2年6カ月(求刑4年)の実刑を言い渡した。◇IOC会長「最上のスタート」 五輪開会式や合同チーム評価 国際オリンピック委員会(IOC)のバッハ会長は平昌冬季五輪のメインプレスセンター(MPC)を訪れ、大会主管通信社の聯合ニュースのインタビューに応じた。バッハ氏は、開会式は「幻想的だった」として式での公演を高く評価し、五輪史上初の韓国と北朝鮮の合同チームが「歴史的な試合を行った」と意義を語った。また、自身の訪朝を巡り「適切な時期を北朝鮮と調整している」と明らかにした。◇米国 北朝鮮との対話意思表明 文在寅(ムン・ジェイン)大統領は13日、青瓦台(大統領府)で開催されたラトビアのベーヨニス大統領との首脳会談で、北朝鮮が南北首脳会談を提案したことについて、「米国も北との対話意思を表明した」と明らかにした。青瓦台の金宜謙(キム・ウィギョム)報道官が伝えた。◇韓国国防部 南北軍事会談で「具体的なものない」 国防部の崔賢洙(チェ・ヒョンス)報道官は13日に行った定例会見で、南北軍事当局者会談の計画について北朝鮮側の回答を待っている状況だとし、「まだ具体化していないが、準備はしている」と述べた。韓国と北朝鮮は、先月9日に行われた高官級会談で軍事的緊張状態の緩和に向けた軍事当局者会談の開催で合意している。◇文大統領 公職者の清廉さで前政権と差別化を 文大統領は閣議で「現政権が朴槿恵(パク・クネ)前政権での腐敗に対する反感と厳しい審判の中で発足したことをひとときも忘れてはならない」として公職者の清廉さが前政権と明確に差別化されるよう求めた。文大統領は、政府がこのほど行った公共企業の採用不正に関する調査などについて言及し、「公職社会の清廉な文化が次第に正常な軌道に戻りつつあると判断している」と述べた。◇李明博元大統領の裏金疑惑 息子にも資金流入か 李明博(イ・ミョンバク)元大統領が実質的なオーナーとされる自動車部品会社の裏金疑惑を捜査している検察は、李明博氏が事実上の所有主との疑いのあるソウル・道谷洞の土地の売却代金の一部が李氏の長男、始炯(シヒョン)氏に流れたことをつかんだ。当局によると、2013年に始炯氏が李明博氏の長兄で自動車部品会社会長の李相殷(
イ・サンウン)氏の息子から受け取った相殷氏名義の通帳に土地の売却代金が残されていたという。この土地に関する疑惑は自動車部品会社の裏金疑惑とも密接な関係があるとみられ、李明博氏に対する検察の捜査はさらに厳しさを増しそうだ。
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