米中両国間の新冷戦がはじまった(提供:news1)
米中両国間の新冷戦がはじまった(提供:news1)
米国は新型コロナウイルス感染症への対応の誤りを理由に中国を相手に損害賠償を請求するならば、G2間の「戦争が触発されるかもしれない」という見方が次々と出ている。

このような予測は、米中の新型コロナの“責任の攻防”が激しくなりながら米中両国間の新冷戦がはじまったと分析されている中、出てきたものである。

5日、香港の有力英字日刊紙のサウスチャイナモーニングポスト(SCMP)のコラムには、新型コロナパンデミックにおいて中国から損害賠償を請求しようとしているドナルド・トランプ米国大統領の行動は「宣戦布告と同じだ」と指摘されている。

このコラムニストは、米中関係の樹立に関する協定の締結のためにトウ小平が1979年訪米したことに言及し、損害賠償の要求は「正常化した外交関係を終息させること」とし「歴史はトウ小平の訪米やリチャード・ニクソン元大統領の訪中以前に逆戻りするだろう」と憂慮した。

また「新型コロナ発生を取り巻く中国と米国の舌戦から出てくる辛辣な言葉と反目は、両国が朝鮮半島とベトナムで戦争を交えた1950年から1960年代の冷戦を連想させる」と指摘した。


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