韓国史上最悪の連続殺人事件、当時の捜査を警察が謝罪 「過ち、認める」

およそ30年ぶりにイ・チュンジェの連続殺人事件を再捜査していた韓国警察が、過去の警察のミスを認め謝罪した。

　キョンギ（京畿）南部地方警察庁・イ・チュンジェ連続殺人事件捜査本部は2日午前10時、地方庁で同事件の総合捜査結果を発表。この席で正式に謝罪した。

　ペ・ヨンジュ庁長は、事件捜査の概要ブリーフィングを前に「イ・チュンジェの残忍な犯行により犠牲となった被害者の方々のご冥福をお祈りするとともに、遺族の方々に深い慰労の言葉を捧げる」と述べた。

　続けて「真犯人として挙げられ、20年以上も獄中生活を送ることになったユン某氏とその家族、当時の警察の誤った捜査によって被害を受けた全ての方々に深くお詫び申し上げる」とし、過去の警察による捜査ミスについて謝罪した。

　一方、ユン氏はイ・チュンジェの8番目の事件（1988年発生）の犯人として約20年もの間で獄中生活を送った人物。先ごろ、水原地裁で当時の事件に対する再審が決定され、裁判を進行中だ。