トランプ大統領の予測不可能さによって、短期的にはバイデン候補がいいと思われるが、長期的に中国の力を規制するのはバイデン候補がより強硬だとみるなど、中国指導部内でも意見が分かれている。
実は中国はトランプ政権の間、国際的な力が一層強くなった。トランプ大統領が世界保健機構(WHO)の脱退を宣言したのち、習近平中国国家主席は2年間に20億ドルを支援し、全世界的な流行病への対応を助けると伝え、その存在感を高めた。
米国務省の元次官補は「中国は経済力を用いて自分たちの路線を支持するように強要することで、アジアで多くの友人を失った」と語った。また「これでバイデン政権は、アジアでより強い連合を築くのに一層容易となる」と語った。
中国の専門家たちは、バイデン候補が大統領になれば、貿易と北大西洋条約機構(NATO)の同盟を強化し、中国を圧迫するだろうとみている。
米民主党の党論概要には、中国に立ち向かうための方案、中国の少数民族弾圧など、中国に対して22回も言及されている。
米中の急速な関係悪化をバイデン候補が鎮めるという点では、短期的にはバイデン候補がいいが、しかしバイデン候補は結局 反中国連合を構築するため、長期的にはトランプ大統領が“まし”だということである。
結局 どんな選択をしても、中国にとって“よくない”ということになり、中国指導部のジレンマは大きくなっている。
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