米国の政治専門メディア“ポリティコ”のオピニオン欄に2日(現地時間)、多少 挑発的に感じる記事が載せられた。これは 米国でフリーランサーの記者として活動しているキャサリン・キム記者によるものである。
キム記者は、韓国では米国を「美しい国(美国)」と呼んでいるが、これは この国に対する韓国の長い間の憧憬を考えれば相応しい名前だと言えるが、ドナルド・トランプ米大統領の当選と新型コロナウイルス感染症の大流行の中で、米国に対する韓国人たちの認識が大きく変化したと紹介した。
キム記者は、米国の民主主義制度と新型コロナへの対応を批判的に見つめる韓国メディアに最近載せられたコラムを引用し「現在 多数の韓国人たちは米国に対して、激しく分裂し基本的な問題にも対処する能力のない“堕ちていく国”とみている」と伝えた。
キム記者は「このような認識の変化は、トランプ大統領の2016年大統領選勝利以後 始まった」とし「決定打は、新型コロナへの未熟な対応と、2020年大統領選の結果に対する法的異議提起だ」と診断した。また「超党派性と政府への深い不信、劣悪な保健システムなど、米国のシステム内部にあった根深い問題が外部へと表れた」と説明した。
つづけて「米国から学ぶことが多いという強い思いがあったが、この思いはトランプ大統領の当選以降 墜落した」とし「米国が新型コロナを抑制できず、マスク着用に反旗を掲げる姿をみながら、我々(韓国人たち)は『米国がこれ以上 我々より発展した国ではない』と悟った」という韓国外国語大学のイ・ヒョンソン英語通翻訳学部教授の見解を伝えた。
キム記者は また「韓国人たちは、過去のように米国に無条件的な支持を送ることはないだろう」というイ教授の指摘を紹介した。
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