かわりに「朝鮮半島平和プロセス」と、9・19軍事合意を通じた南北間の「相互敵対行為の中止」などを、主要国防政策の成果として提示した。
韓国国防部が今日(2日)公開した“2020国防白書”をみると、韓国軍の国防目標は「外部の軍事的脅威と侵略から国家を保衛し 平和統一を支え、地域の安定と世界平和に貢献する」と規定している。
つづけて「わが軍は、大韓民国の主権・国土・国民・財産を脅かし侵害する勢力を、我々の敵とみなす」と表現している。
これは 文在寅政府の初の白書であった2018国防白書に記されていた文言と同一のものである。パク・クネ(朴槿恵)前政府の時に発刊された2016国防白書には「北朝鮮政権と北朝鮮軍は、我々の敵」という文言が記述されていた。
韓国国防部は、今回の国防白書の「敵」という表現について「2018国防白書の内容を維持し、北朝鮮の脅威だけでなく潜在的脅威、超国家的・非軍事的安保脅威を包括できる概念として記述した」と説明した。
ただ 国防白書は「北朝鮮の大量殺傷兵器は、朝鮮半島の平和と安定への脅威だ。わが軍は朝鮮半島の完全な非核化と恒久的平和定着を軍事的に支え、全ての状況に徹底して対備していく」と強調した。
今回の国防白書は、2年前と同様に 朝鮮半島平和プロセスと9・19軍事合意を通じた「南北間の軍事的信頼構築および軍備統制の推進」を主要内容として扱った。
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