中国は英国とEUへの制裁につづき、27日には 米・カナダの個人・団体への制裁を発表した。
このような中、28日には中国の官営英字紙“グローバルタイムズ”が「次の制裁対象は米国主導の安保協議会“クアッド”になるだろう」として、警告のメッセージを報道した。
またグローバルタイムズは、中国を支持する国々との共同制裁の可能性も言及しながら「中国は、国連に反制裁法案を提起する方式など、多国間の制裁を検討している」という、専門家の見解も伝えた。
一方 米中間の対立の溝が深くなる中、軍事衝突への懸念も高まっている。中国海事局は、今月29日から30日まで 南シナ海域で軍事演習を実施することを明らかにした。台湾と米国間の海洋警察分野での協力以降、中国は26日に 歴代最大規模である軍用機20機を動員して、台湾防空識別区域に進入している。
中国の海軍力は、米国の脅威となるほど成長している。米国内部では、中国が台湾を相手に軍事行動に出る場合を想定した「ウォーゲーム」で、米国が中国に負けるほど中国の軍事力増強が相当な水準にあるという指摘が出ている。
インド太平洋司令官に指名されたジョン・アキリーノ 太平洋艦隊司令官は23日(現地時間)、米上院軍事委員会で「中国は、予想より早く台湾を侵攻する能力を備えている」と語った。
また中国が台湾を侵攻する時に米国が防御に乗り出せば、中国軍は日本にある米軍の空軍基地を攻撃する可能性があるという見方も出ている。去る16日の日米防衛相会談で、日米双方は台湾海峡の有事に関して緊密に協力することで意見を一致させている。
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