サムスン電子副会長、「プロポフォール違法投薬」で正式裁判へ(画像提供:wowkorea)
サムスン電子副会長、「プロポフォール違法投薬」で正式裁判へ(画像提供:wowkorea)
プロポフォール違法投薬容疑で略式起訴されたサムスン電子のイ・ジェヨン(李在鎔)副会長が、正式裁判に移されることが決まった。

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 警察から、別途で同一容疑事件を引き渡された検察が裁判所に正式裁判回付を要請したことによるものだ。

 29日、法曹界によると、ソウル中央地裁は前日(28日)麻薬類管理に関する法律違反容疑で略式起訴された李副会長の事件を正式裁判に回付する決定を下した。

 当初検察は去る4日、李副会長を罰金5000万ウォン(約500万円)に略式起訴した。しかし、京畿南部地方警察庁は検察が略式起訴した事件とは別で同一容疑の事件を捜査していたところ、状況が変わった。

 京畿南部庁は去る8日、これを水原地検に移し、水原地検は11日ソウル中央地検に事件を再び移送。ソウル中央地検は、すでに略式起訴していた事件にこの事件を追加する決定を下した。

 これを前に、国民権益委員会は昨年1月、李副会長がソウル市内の整形外科でプロポフォールを投薬したとの情報提供を受け、検察に捜査依頼した。李副会長は違法投薬ではないと容疑を否認し、ことし3月、検察に外部専門家らが起訴の適正性を判断する捜査審議委員会を申請した。同月、捜査審議委員会は捜査の中断を勧告したが、起訴については賛成と反対が7対7で否決された。検察は、李副会長がプロポフォールを投薬したと見て略式起訴し、裁判所がこのまま略式起訴を発布して李副会長が罰金を支払えば、罰金刑が確定する予定だった。

 しかし、検察の申請を受け入れた裁判所がこの事件を正式裁判に移したため、李副会長は裁判に出席して有罪・無罪を争うこととなった。
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