文氏の私邸のすぐ前は、警察と警護員の厳重な保安で近づくことができず、部外者は対岸道路に設置されたフェンスの前まで接近することができた。 今月10日から24時間ずっと宿泊しながら1人デモをしているのチェ氏(65)も、小さな橋を挟んで50m余りの距離で1か月間デモを続けている。 チェは氏、「(デモは)憲法に保障された自由であり、ソウルでもしているのに、なぜここだけダメだと言うのか」と叫んだ。
近くの住民たちは騒音問題で苦しんでいる。 平山村会館と私邸付近には「当局は!住民生活権を保障せよ!」、「集会によって老人たちが病気になる」という字句が書かれた垂れ幕がかかっていた。 50年間、平山村に住んでいるという70代の住民A氏は、「週末には街宣車でパフォーマンスもするが、私邸の前で騒ぎが起きれば、人々が公民館まで降りてきてうるさいどころではない」とし、「静かな村だったが、あまりにも騒がしくなった」と吐露した。
警察は私邸付近で持続的に騒音測定を行い、デシベル基準を超えるかどうかを確認しているが、特に制裁する方法がないと話した。 騒音基準を大きく超えていないうえに、集会の自由は憲法上保障された権利であり、通告禁止処分でない以上、対応できないためだ。 この日もチェ氏と保守YouTuberなどが「文在寅XXX」として旗を持って私邸に向かって悪口を浴びせ、警察が制止すると「なぜ制止するのか」と抗議したりもした。
警察関係者は「騒音基準を超えれば警告を3回まで付与する方式だが、デモ参加者が『表現の自由』として守らなければ、大きな効果を得ることは難しい」とし、「裁判所で夜間時間帯の拡声器使用を制限する集会・デモ制限通告を出し、今は夜はしない」と説明した。 また別の警察関係者もまた「騒音基準を測定してみても超えないので特に制止する方法がない」と話した。
一方、文元大統領の私邸を訪問する一般市民の訪問も続く中で、訪問客はデモ参加者の悪口と騒音に顔をしかめて帰ったりもした。 キョンサンプクト(慶尚北道)ヤンジュ(楊州)から来たというキム氏(62)は、「あまりにも騒いでいるというので来てみたが、政府が乗り出して解決しなければならないのではないか。 家の外に出ることもできず、これは監獄だ」と話した。 チョンラド(全羅道)クァンジュ(広州)から来たソンさん(67)も、「こんなにうるさくては眠れない。前職大統領なのに私邸の前でデモをするのが正しいのか」と言及した。
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