北朝鮮の発熱者　2日連続7万人下回る＝死者数の言及なし

【ソウル聯合ニュース】北朝鮮の朝鮮中央通信は7日、国家非常防疫司令部の集計として6日午後6時までの24時間に新たに約6万1730人の発熱者が確認されたと報じた。新型コロナウイルスの感染者とみられる発熱者は4月末からの累計で約419万8890人となった。このうち約408万3580人が完治し、約11万5240人が治療を受けている。

　新たな発熱者は一時40万人に迫ったが、5月31日の発表から8日連続で10万人を切り、6日の発表からは2日連続で7万人を下回っている。

　死者に関する言及はなかったが、北朝鮮が公開した統計は発熱者数に比べ死者数が少ない。死者の累計は今月3日時点で71人。韓国情報当局も北朝鮮の統計発表は住民を落ち着かせることが目的との見方を示すなど、統計をそのまま信じるのは難しいとの指摘も出ている。