今年2月にロシアがウクライナに侵攻して以来、国際原油価格が急騰し、米国のガソリン価格も上昇を続けている。
新型コロナウイルス感染拡大の勢いが一段落して原油の需要が急激に増えたうえに、最大の産油国のひとつであるロシアに対して西側の主要国が原油禁輸措置を取ったことで、原油価格は急騰し続けている。
米投資銀行JPモルガンは5月の報告書で、米国内のガソリン価格が8月ごろに1ガロンあたり6.2ドル(約833円)まで上がると予想している。
しかし、この日カリフォルニア州でガソリン価格が1ガロンあたり6.43ドル(約864円)を記録するなど、米国の一部の州ではすでにこの予想値を上回る水準まで原油価格が高騰しているとウォールストリートジャーナルは伝えた。
燃料価格の上昇は、ただでさえ高いインフレ率をさらに押し上げる要因になるものとみられている。
米労働省が発表した5月の消費者物価指数(CPI)は前年の同じ月に比べ8.6%上昇し、1981年12月以来40年ぶりに最大の上昇幅を記録するなど、インフレ問題が日増しに深刻化している。
Copyrights(C)wowkorea.jp 107