北朝鮮は12日、数発の放射砲を発射した(画像提供:wowkorea)
北朝鮮は12日、数発の放射砲を発射した(画像提供:wowkorea)
北朝鮮はまたもや「武力示威」を敢行した。朝鮮労働党全体会議での「対南(対韓国)強硬基調」宣言発表の翌日のことである。

韓国の合同参謀本部はきのう(12日)「わが軍は12日午前8時7分頃から11時3分頃まで、北朝鮮の放射砲と推定される数発の航跡を捉えた」と公示した。

つづけて「わが軍は監視および警戒を強化した中、米韓間で緊密に協力し徹底した対備態勢を維持している」と伝えた。

北朝鮮はこの日、黄海沿岸地域から黄海に向けて放射砲を5発ほど発射したことが伝えられた。

放射砲の機種は、口径300ミリ・誘導機能のない122ミリまたは240ミリのものであると推定されている。

合同参謀本部は、最後に発射された放射砲の航跡を捉えてから10時間ほどが過ぎた後に、この事実を知らせた。

きょう(13日)複数の関係者によると、合同参謀本部はこれまで、240ミリなど在来式の放射砲発射については公示してこなかった。これは、弾道ミサイルとは異なる対応である。今回も伝えてはいなかったが、メディアからの問い合わせが続いたことで、発表に踏み切ったものとみられる。

北朝鮮は労働党全体会議(8~10日)で、韓国に対して「強対強」「真っ向勝負」「敵対闘争」など強硬基調を改めて宣言した後、これをきのう(12日)官営メディアを通じて発表し、その翌日に放射砲を発射したのである。

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