【ソウル聯合ニュース】北朝鮮の外務省は11日、韓米日3カ国の連携強化を非難し、米国の核戦略資産が動員された韓米合同軍事演習が実施される場合、北朝鮮の対応措置を誘発して「核戦争」につながる可能性があると威嚇した。ホームページに国際政治研究学会の研究員名義の記事を掲載した。 記事は「万一、朝鮮半島とその周辺で米国の核戦略資産が投入された大規模な合同軍事演習が強行される場合、われわれの対応措置を誘発する」とし、「小さな偶発的衝突でも容易に核戦争へとつながる一触即発の事態に直面することになる」と警告した。 また、米海軍太平洋艦隊のパパロ司令官が先月、韓国の李鐘燮(
イ・ジョンソプ)国防部長官と会談し、日本の当局者とも面会したことに言及し、「米国と追従勢力の無謀な軍事的結託策動」と非難。「『拡大抑止力の提供』の美名のもと朝鮮半島に核戦略資産を持ち込むための準備事業を催促していることを示唆する」と主張した。そのうえで、「敵対勢力の軍事的策動を制圧できる自衛的な国防力を強固にする道だけが朝鮮半島と地域の平和と安定を守護できる唯一の選択であることを明白に実証している」と指摘した。 韓米は8月22日から9月1日まで大規模な合同演習を行う予定だ。コンピューターシミュレーション方式の合同指揮所訓練(CCPT)のほか、野外での実動訓練の実施も検討しているとされる。
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