12日韓首相は政府セジョン(世宗)庁舎で国務会議を主宰し、「きのう6月の労働市場動向が発表された」とし、「前年同月比で雇用保険加入者は増加し、求職給与(失業手当に相当)申請は減少するなど、全般的な指標が改善された」と伝えた。
韓首相はまた、「しかし肯定的なだけではない。韓国経済は複合危機に置かれている」とし、「新型コロナウイルスによる雇用ショックの基底効果が減少し、政府が実施した短期雇用事業も終了したことで、現在の雇用回復の流れは一時的なものにとどまる可能性が高い」と説明した。
韓首相は、「その上、インフレーションに対応するための持続的な金利引き上げはことし下半期、あるいは来年までも労働市場に否定的に作用する可能性がある」とし、「持続可能な雇用回復のためには雇用市場の根本的な体質改善が必要」と強調した。
韓首相は、「雇用労働部、企画財政部などは民間主導で雇用を創出する環境作りに一層力を注いでほしい」とし、「これとともに困難な民生経済に与える影響を最小化する方案も共に模索してほしい」と伝えた。
さらに、「きょう午前0時基準の新型コロナウイルス新規感染者数が3万人を超えた。5月18日以来、2か月も経たずに再び3万人を突破した」とし、「政府はきのう開催された国家感染病危機対応諮問委員会の意見をもとに、あす首相主宰の中央災難安全対策本部会議を開催し、再拡散に対応するための対策を確定し国民に詳しく説明する」と述べた。
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