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韓国への海外直接投資110.9億ドル 前年比15%減=22年上半期
【ソウル聯合ニュース】韓国産業通商資源部は15日、今年上半期の韓国に対する海外直接投資(FDI、届け出ベース)は110億9000万ドル(約1兆5400億円)で、前年同期比15.6%減少したと発表した。実行ベースでは21.1%減の69億7000万ドルを記録した。 件数は届け出ベースで1640件と前年同期比10.1%増加し、実行ベースでは1183件と同12.1%増加した。 産業通商資源部は、ロシアによるウクライナ侵攻の長期化や世界的なインフレ、政策金利の引き上げなどで不確実性が高まり、過去最高を記録した昨年上半期に比べてFDIが減少したと説明した。 ただ、新型コロナウイルスの感染拡大以前の2019年上半期に比べると12.3%増加し、過去3番目に高い届け出額となった。実行金額は4位だった。 産業通商資源部は、欧州連合(EU)による投資が73.2%、サービス業投資が26.3%減少したが、製造業(53.3%増)、グリーンフィールド型(韓国内に工場や事業場を建設する方式、9.1%増)が増え、投資の届け出・実行件数が増加した点は肯定的だと評価した。 業種別では、製造業の届け出額が31億ドルで前年同期比53.3%増加した。FDI全体に占める割合は15.4%だった。 サービス業の届け出額は76億4000万ドルで、前年同期比26.3%減少したと集計された。FDI全体に占める割合は78.9%だった。 農・畜・水産・鉱業など第1次産業と電気・ガス・水道建設などを含むその他業種の届け出額は3億4500万ドルで、53.7%減少した。 国・地域別では米国の届け出額が29億5000万ドルで前年同期比39.5%増加し、日本の届け出額(8億9000万ドル)も62.1%増えた。 EUの届け出額(17億4000万ドル)は製造業とサービス業の投資がいずれも減って73.2%減少し、中華圏の届け出額(24億5000万ドル)も13.1%減少した。 投資の類型別ではグリーンフィールド型が前年同期比9.1%増の82億6000万ドル、M&A(合併・買収)型が49.2%減の28億3000万ドルだった。