玄会長は2005年7月17日から6日間の北朝鮮訪問を終え「金正日国防委員長が白頭山・開城観光を許可した。開城は8月15日に、白頭山も翌月末ごろに、それぞれ試験的に観光を開始する」と話した。
しかし構想とは異なり、開城観光は2年後に開始され、白頭山観光は実現しなかった。北朝鮮の相次ぐ核実験が原因だ。開城観光は2007年12月5日に始まったが2008年11月28日、1年も続かず中断した。2008年、クムガン(金剛)山で観光客が射殺されたためだ。
玄会長は2007年11月、ピョンヤン(平壌)を再訪問し「白頭山観光合意書」まで締結した。観光コースや宿泊施設、航空路線の確定など実務的な交渉も行ったが、実現しなかった。
ヒョンデアサン(現代牙山)は北朝鮮の観光事業を推進していた企業だ。金剛山観光を軌道に乗せ、累積196万人の観光客を集めた。1998年11月18日~2008年7月13日までの約10年間、事業を行った点からみて、年間20万人近くの観光客を誘致したこととなる。
同社は観光業で打撃を受けた後も、開城工業団地を維持することで南北交流のつながりを放棄することはなかった。しかし2016年2月、政府が開城工業団地の全面的な稼働中断を決定し、南北統一も中断した。北朝鮮が4回目の核実験に続き、長距離ミサイルの発射まで行ったことに対する措置だった。
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