26日、警察によると、前日午前6時40分ごろ、清州市フンドク(興徳)区ウェプク(外北)洞の片道4車線道路で、A氏(42)の電動キックボードとB氏(52)の掘削機が衝突した。
A氏は近くの工場で働いていた日雇い労働者だった。駐車スペースが足りず、キックボードで通勤していた彼は、この日もキックボードに乗って出勤していたところだった。
事故はA氏が不法駐停車車両を避けて車線を変更する時に起きた。電動キックボードのような個人型移動装置は、道路の端に沿って走行しなければならないが、A氏は道が渋滞しているので真ん中の車線へと方向を変えた。
目撃者によると、路肩に停車していた車が多く、その横を電動キックボードが通り過ぎた。その時、後ろを走行していた掘削機が、キックボードに気付かずに衝突した。
事故直後、119救急隊員が到着して心肺蘇生法を試みたが、A氏は現場で死亡した。A氏がかぶっていたヘルメットは衝撃に勝てなかった。
警察は道路交通公団と共に事故状況を再現する実験を行い、掘削機の運転者のスピード違反の有無などを調べている。
電動キックボードのような個人型移動装置による事故は年々増えている。警察庁によれば電動キックボード・電気自転車など個人型移動装置(PM)事故は△2017年117件△2018年225件△2019年447件△2020年897件△2021年1735件と毎年急激に増加している。全体の交通事故が同期間21万6335件から20万3130件に減ったのとは相反する傾向だ。
これに対し、昨年5月の道路交通法改正でヘルメット着用など安全規制が強化されたが、一部では実効性に対する指摘が続いている。
Copyrights(C) Edaily wowkorea.jp 88