北朝鮮の軍事費支出は、韓国の7%から25%にすぎないと推定された(画像提供:wowkorea)
北朝鮮の軍事費支出は、韓国の7%から25%にすぎないと推定された(画像提供:wowkorea)
北朝鮮は2019年にGDP(国内総生産)の15%以上を軍事費として支出し、その割合は全世界で最も高かったが、その規模は韓国の軍事費の7%から25%にすぎないと推定された。

米国務省が19日(現地時間)ホームページに公開した「2021年世界軍事費および武器取引報告書」(WMEAT)によると、北朝鮮はGDP(2019年)の14.9~26.4%を軍事費として支出していたことがわかった。

これは、米国務省が分析した全世界170か国のうちで、GDP対比の軍事費支出の割合が最も高いものである。

米国務省は「2019年における北朝鮮の軍事費支出額は、43億1000万ドルから110億ドルに達するだろう」と推測した。また「この推定値の範囲は、米国ドルに換算する方法によって異なる」と説明した。

一方、韓国の2019年における軍事費支出額は439億~607億ドルで、これはGDPの2.6~2.7%に該当すると、米国務省は明らかにした。

米国務省は「これらの金額をもって比較すると、北朝鮮の軍事費支出は韓国の軍事費支出の7~25%にすぎない」と分析した。

ただ軍事専門家たちは「北朝鮮をはじめとした共産主義国家の場合、軍事費算出方法の透明性と信頼性が低く、研究開発(R&D)費と武器製造および先端海外武器導入などが抜けているため、単純に数値だけで比較・評価してはならない」と指摘した。

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