韓国国防部は21日、日本が11月の観艦式に韓国海軍を招待したことが事実だと明らかにした。国防部は「韓国海軍が参加するかどうかについては、国際慣例や過去の韓国海軍の参加事例などを総合的に検討し、最終決定する予定」と明らかにした。
日本は3年から4年周期で西太平洋地域など友好国の艦隊、航空機などを招請して観艦式を行っている。今回の観艦式は2015年以来7年ぶりで、2019年には台風の影響により開催予定だった観艦式を中止している。
特に2019年には、日韓関係の悪化により日本が韓国海軍を観艦式に招待しなかった。2018年の12月から2019年の1月には、韓国海軍艦を狙ったものと推定される日本の海上自衛隊哨戒機の低空飛行事件が発生し、日韓関係が悪化したためだ。
また、2018年に韓国海軍が開催したチェジュ(済州)国際観艦式で、韓国側が日本の海上自衛隊に旭日旗を使用しないよう要請し、日本がこれに反発して観艦式に参加しなかったことも、自国の観艦式に韓国海軍を招待しなかったことに影響を及ぼしたものと分析されている。
旭日旗は旧日本帝国の軍旗として使われた日帝戦争犯罪の象徴で、主に東アジア周辺国でタブー視されているが、現在も自衛隊が公式旗として使用している。
実際、2015年に韓国海軍の駆逐艦テジョヨン(大祚栄)が参加した日本の観艦式で、日本の安倍晋三元首相が乗った巡洋艦鞍馬に旭日旗が掲揚されたことで論議が起きもした。今回の観艦式も、日本の海上自衛隊の創設70周年を記念して開催されるために、旭日旗の論争が繰り返される可能性が高い。
特に岸田文雄首相がNATO首脳会議当時、米日韓の3者会談で「国防力の強化」を公式に表明するなど、日本の極右の宿願である防衛力再編を本格化しているだけに、観艦式でも旭日旗の使用が断行されるものとみられている。
韓国軍もユン・ソギョル(尹錫悦)政権が日韓関係の改善に積極的な立場のため、観艦式に参加する可能性が高いとみられている。ただし、国防部は世論などを総合的に検討して参加するかどうかを判断する見通しだ。
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