日本「ワクチン接種完了者、入国前PCR免除」新型コロナ防疫緩和=韓国(画像提供:wowkorea)
日本「ワクチン接種完了者、入国前PCR免除」新型コロナ防疫緩和=韓国(画像提供:wowkorea)
日本政府が入国・帰国者を対象に、入国前に必須としている新型コロナPCR検査を、条件付きで免除し、一日の入国者数の上限も増やす方案を検討している。日本人の海外出張や外国観光客の入国にも妨げになっているという批判が出ているからだ。

23日、日本経済新聞によると、日本政府はワクチン接種を完了した場合、PCR検査の結果提出義務を免除するなど、防疫措置について条件付き・段階的緩和を考慮している。入国・帰国者は、現在出国前72時間以内にPCR検査で陰性判定を受けたという証明書を提出しなければならない。

日本政府はまた、一日5000人に制限している入国者数の上限を2万人まで増やす方案も検討している。日本の防疫対策が主要7カ国(G7)の中で最も厳しいうえ、最近ではPCR検査を縮小する国が増え、証明書の発行が難しくなっているためだと日経新聞は説明した。

このため他国と比較すると日本人は海外出張や旅行に行くことが難しく、自国内観光産業を再開したにも関わらず、海外観光客が日本を訪れることが非常にまれであるという指摘が出ている。

神戸大学の木村幹教授は「9月に韓国への旅行を計画しているが、帰国時期が韓国の秋夕(チュソク)連休と重なる。帰国前72時間以内にPCR検査を受けることができる医療機関を容易に見つけることができない。クリスマスや新年連休の際、他のアジア諸国も同様の状況だろう」と述べた。

日本政府は他にも新型コロナ感染者を把握するための全数調査を中断する方案を議論している。オミクロン派生変異であるBA.5ウイルスは、伝染力は高いが重症化率および死亡率は深刻ではないという判断からだ。

現在、日本では新型コロナウイルスは感染病等級2等級に分類されている。これにより、すべての患者に対する報告義務により全数調査が行われており、医療体系に相当な負担がかかっている。これに、等級を季節性インフルエンザのような5等級に下げ、高齢者など重症化のリスクが高い人々に限定し、集中管理するという趣旨だ。

しかし、最近1か月間、日本の新型コロナ感染速度が世界で最も速く、時期尚早だという指摘が提起される。死亡者数もやはり一日200~300人水準で、防疫を緩和したが被害がより大きくなる可能性があると専門家らは懸念している。

岸田首相は、日本国内の感染状況や医療現場状況などをもとに、関係省庁閣僚と協議し、24日、修正された防疫対策を発表すると予想される。8月21日に新型コロナ感染判定を受けた岸田首相は、前日、新型コロナ対応関連画像記者懇談会で「保健所と医療機関の追加負担軽減策を一日でも早く出したい」と強調した。

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