昨年10月、韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領(左)と会談したローマ教皇フランシスコ(ローマ法王庁提供)=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
昨年10月、韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領(左)と会談したローマ教皇フランシスコ(ローマ法王庁提供)=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
【バチカン聯合ニュース】ローマ教皇フランシスコが朝鮮半島の平和に向け、訪朝の意思を示した。韓国のKBSが25日、バチカン(ローマ法王庁)で行った単独インタビューの内容を伝えた。

 教皇は北朝鮮に向けて「私を招いてほしい」と呼び掛け、「そうしたら断らない。招待され次第、北朝鮮に行く」と述べたという。

 訪朝の意向はこれまでもローマ法王庁やその他のルートを通じて伝えられてきたが、教皇自身が直接言及することはほぼなかった。

 韓国の文在寅(ムン・ジェイン)前大統領は昨年10月にバチカンを訪問した際、教皇に訪朝を提案している。これに教皇は「(北朝鮮が)招待状を送ってくるなら、平和のために喜んで出掛ける」と応じたとされる。

 今年任命された韓国人の兪興植(ユ・フンシク)枢機卿は今月18日、聯合ニュースのインタビューに対し「教皇は朝鮮半島平和のきっかけづくりの役割ができるなら北を訪問するとおっしゃった」と述べた。ただ、これまでのところ北朝鮮の反応はないとした。


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