ポーランド国防省はツイッターで「現代ロテムがK2タンク180台を2022~2025年に供給し、ハンファディフェンスがK9自走砲212門を2022~2026年に供給する契約」とし、「最初のタンクと自走砲は今年末に引き渡されるだろう」と伝えた。
ポーランドへの輸出が本契約となったことで、これまで中東・アジアに比べ相対的に振るわなかった韓国製兵器の欧州市場進出が、いっそう活発になることが期待される。
今回の契約は先月27日、現代ロテム・ハンファディフェンス・韓国航空宇宙産業(KAI)など韓国防衛産業企業が、ポーランド軍備庁と締結した包括的合意による総括契約を実際に履行するための最初の契約だ。
ポーランド政府は先月、韓国にK2戦車980台、K9自走砲648門、FA50軽攻撃機3個編隊(計48機)を発注する予定だと発表。ポーランドが明らかにした導入規模は、計148億ドル(約2兆円)に上るものと業界は試算しているという。
オム・ドンファン防衛事業庁長は「今回の輸出は韓国防衛産業企業が、国家経済と国家安保に大きく寄与していることを示した事例だ。今後も韓国企業が輸出するのに、不足がないよう政府の役割を果たす」と述べた。続いて「9月にはKAIのFA50に対する履行契約も円滑に締結されると期待している」と強調した。
国防省のユ・ドンジュン室長は国防相の親書をポーランド長官に伝達。今後両国の長期的・戦略的な国防・防衛産業協力増進に対する韓国政府の意志を説明した。
ポーランド側は書簡に感謝の意を表し、今回のK2戦車とK9自走砲を皮切りに国防・防衛産業分野の協力をさらに拡大し、両国関係を緊密かつ持続的に発展させていくことで共感を示した。
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