韓国南部の釜山で29日、テロを想定した訓練を行う韓米両軍=(聯合ニュース)
韓国南部の釜山で29日、テロを想定した訓練を行う韓米両軍=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓米両軍が実施中の合同軍事演習「乙支フリーダムシールド(UFS)」に対し、北朝鮮が軍事境界線付近の緊張緩和を盛り込んだ2018年の南北軍事合意に違反するものだとして非難を強めている。

 北朝鮮の宣伝用ウェブサイト「わが民族同士」は30日付の論評で、UFSは「わが共和国を先制攻撃するための火遊び騒動」だとし、韓国の尹錫悦(ユン・ソクヨル)政権が南北軍事合意などを全面否定して南北関係を緊張局面に追い込んでいると主張した。

 北朝鮮は29日も宣伝メディアを動員し、「(北朝鮮の)平壌まで進撃する計画を立てている」と韓米演習に猛反発した。

 UFSは29日から第2部の演習が行われている。第1部(22~26日)で北朝鮮の攻撃撃退、首都圏防衛などを演習したのに続き、2部では首都圏の安全確保のための反撃作戦の熟達を図る。今回の演習ではコンピューターシミュレーション方式の指揮所訓練に加え野外機動訓練も実施している。


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