ポスコ浦項製鉄所の第3高炉が正常稼働、他も早ければ12日に稼働開始=韓国(画像提供:wowkorea)
ポスコ浦項製鉄所の第3高炉が正常稼働、他も早ければ12日に稼働開始=韓国(画像提供:wowkorea)
ポスコは11日、告知を通じて「10日にポハン(浦項)にある第3高炉の活線作業を無事終え、早ければ12日中に製鋼設備の稼働と連動させる。他の第2高炉と第4高炉も正常稼働に入る計画」と発表した。

ポスコは高炉で生産された銑鉄(せんてつ)の不純物を除去し顧客のニーズに応じて成分を調整する製鋼工程、および製鋼工程を経た鉄で固体の半製品を作る連続鋳造設備の復旧に集中する方針だ。

またネンチョン(冷川)付近にあり、今回もっとも大きな被害があった圧延ラインの多くは、地下の設備が浸水しており、現在廃水や泥の除去作業を進めている。地下施設の復旧が終わり次第、正確な被害規模を試算し、圧延ラインの復旧と稼働計画の策定を行えるというのが同社側の説明だ。

これに先立ち、ポスコの浦項製鉄所は6日、台風11号の影響による時速100ミリメートルの暴風雨と付近の冷川の氾濫を受け、製鉄所の多くが浸水、停電したため、稼働を中断していた。

同社の関係者は「9月10~11日の連休期間に、復旧作業のため、1日約300人におよぶクァンヤン(光陽)製鉄所直営の設備会社・協力会社のスタッフが汗を流しており、キョンサンブクド(慶尚北道)や海兵隊でも重機や人員を支援するなど大きな助けをいただいている」と話した。

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