10日、イーデイリーが国内の証券会社のアナリスト11人を対象に行ったアンケート調査で、回答者全員が12日に開かれる韓国銀行の金融通貨委員会で、基準金利が2.5%から3.0%に0.5%引き上げられると予測した。回答者中8人は「金融通貨委員会の満場一致」で金利決定がなされるとみている。韓国銀行がビッグステップを断行すると、7月に続いて2回目になる。
サムスン証券のキム・ジマン研究員は「韓国銀行のイ・チャンヨン総裁が9月に連邦公開市場委員会(FOMC)の結果公開後に『フォワードガイダンスの前提条件が変わった』と言及したことが決定的なヒント」とビッグステップを予想した背景を説明した。イ総裁は「連邦準備制度(Fed)の年末の金利が4%水準になると予想していたが、4.4%まで高まるとは予想できなかった」として、ビッグステップ断行を示唆した。
10月に続き11月にも「ビッグステップ」を断行する見込みだ。今回の調査で回答者の半数以上(6人)が11月にもビッグステップに踏み切る可能性を提起した。シニョン(信栄)証券のチョ・ヨング研究員は「Fedが11月にも0.75%の金利引き上げを継続すれば、韓国銀行も11月のビッグステップが予想される」と述べ、Fedの通貨政策によって韓国銀行の金利引き上げ幅が変わると見ている。イーベスト投資証券のウ・ヘヨン研究員は「容認できる米韓間の金利逆転幅は大体1~1.25%程度」とみている。現在、米国の政策金利は年3.00~3.25%で、韓国より0.75%高い状態だ。
専門家らは基準金利(中間値ベース)が今年末に3.5%、来年の最終金利は3.75%水準になると予測している。8月のアンケート調査時には専門家たちが提示した最終金利は3%だったが、2か月間で0.75%も跳ね上がった。今回の調査で回答者のうち7人が最終金利が3.75%になると答えた。他の3人は3.5%と、1人は3.25%と予想している。
メリッツ証券のユン・ヨサム研究員は「最終金利が3.5%水準に達することは確定的に見えるが、3.75%まで引き上げることに対しては対外条件を考慮して慎重に決めるだろう」と説明した。一方、DB金融投資のムン・ホンチョル研究員は「年末に金利を3.25%まで引き上げた後、『凍結』局面に転換すると予想している」と述べ、「世界経済が停滞局面に入り、来年には大幅な金利引き下げがなされるだろう」と主張した。
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