11日(現地時間)、ニュージーランドテレビ(TVNZ)放送など外信によると、ニュージーランド環境保護省は南島東部から南東に860キロほど離れているピット島の海辺で240頭のイルカが打ち上げられ、死亡したと明らかにした。
環境保護部海洋技術顧問のデイブ・ルンドキスト博士は、環境保護部技術チームが10日、ピット島のイルカ集団座礁の状況を把握し、生存したイルカを安楽死させたと伝えた。
彼は「この地域にサメが生息しており、イルカの引き揚げを試みる場合、サメから攻撃を受ける危険がある」とし「安楽死は決して容易ではない選択だが、今回の件では最善の選択だった」と説明した。
彼らはイルカを引き揚げる十分な人員がおらず、このような決定を下したという。イルカが打ち上げられたピット島には約40人の住民が居住している状態だ。
最近イルカの集団死亡が繰り返され、地球温暖化が原因だという主張も登場した。ニュージーランドのマッシュ大学のイルカ専門家カレン・ストークリン教授は、「ラニーニャやエルニーニョのような水温変化でえさを探すイルカが海岸に近づく場合が増え、集団座礁の危険も高まっている」と説明した。
先月、オーストラリア南部のタスマニア島の海辺でイルカ230頭が座礁し、先週もニュージーランドのチャタム諸島で250頭を超えるイルカが集団死した経緯がある。
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