北朝鮮の総参謀部はこの日、報道官の発表を通じて「きょうの午前8時27分ごろから9時40分の間、第5軍団の前方地域に敵たちが再び10余発のロケット砲弾を発射する軍事的挑発を敢行した」と伝えた。
つづけて「前方地域において繰り返し敢行される敵たちの軍事的挑発行為は、直ちに中断されなければならない」と伝えた。
北朝鮮軍総参謀部は「きょうの午前に行なわれた敵の状況に対処し、わが軍の東部および西部戦線部隊たちに対し、再び東海(日本海)・西海(黄海)への脅威警告射撃を実施する指示を下した」と明らかにした。
韓国合同参謀本部によると、韓国軍は19日午後12時30分ごろから北朝鮮がファンヘナムド(黄海南道)ヨナン(延安)郡一帯から日本海上に向けて発射した100余発の砲兵射撃を観測した。落弾地点は9・19南北軍事合意による北方限界線(NLL)における北朝鮮側の海上緩衝区域内であり、韓国の領海への落弾はなかった。
韓国合同参謀本部は「北朝鮮の砲兵射撃に対し、“9・19軍事合意違反”と“挑発中断”に関する警告通信を数回送った」とし「海上緩衝区域内の砲兵射撃は、明白な9・19軍事合意違反だ」として中断を強く求めた。
北朝鮮は18日の夜にも、日本海・黄海の緩衝区域に250余発の砲兵射撃を敢行している。
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