韓国大統領室「自由民主主義の否定勢力と同調するのか」…尹「主思派」発言を再度釈明(画像提供:wowkorea)
韓国大統領室「自由民主主義の否定勢力と同調するのか」…尹「主思派」発言を再度釈明(画像提供:wowkorea)
韓国大統領室はユン・ソギョル(尹錫悦)大統領の「従北主思派(北朝鮮の主体思想に従うグループ)」発言について、「今のように国家の安保が重大な中で、韓国国民の命や安全を脅かす勢力と同調する人々に対抗し、韓国の自由民主主義体制を守ることが大統領や政府の最も重要な使命」と強調した。

 イ・ジェミョン(李宰明)大統領室副報道官は同日午後、ヨンサン(龍山)大統領室での会見で、「憲法66条によれば、大統領は国家の独立や領土の保全、国家の継続性と憲法を守る責務があると規定している」とし、このように述べた。

 これは野党「共に民主党」が尹大統領の「従北主思派」発言に対して、強く反発したことを巡り、再び釈明した内容だ。尹大統領は前日、龍山の国防コンベンションセンターで開かれた与党「国民の力」院外党員協議会委員長と昼食会を開いた。この席で「自由・民主主義に共感すれば、進歩であれ左派であれ、政治的な協力や妥協ができる。しかし、北朝鮮に従う主体思想派は進歩でも左派でもない。国家に反対する敵対勢力とは、政治的な協力が不可能だ」と述べた。

 尹大統領はこの日午前、大統領室の前で記者に、「主思派なのかどうかは本人がよく知っている。ある特定の人を狙って話したものではない」と反論した。また「大統領は憲法上、憲法を守り、国家を保衛しなければならない責任がある人だ。そのような話が出てきたので、私が答えた」と付け加えた。

 李副報道官は「これは左右の問題ではない。また、保守か進歩かの問題でもない。ひたすら国家を守るか、守れないかの問題に言及したものだ。自由民主主義に共感すれば進歩であれ左派であれ、政治的な協力や妥協ができる。しかし、北朝鮮に従う主思派は進歩でも左派でもない」と説明した。

 続いて「国家に反対する敵対勢力とは政治的な協力が不可能だという、昨日の大統領の発言はこのような認識から出たものだ。『自由とは、自由を破壊する自由まで許すものではない』ことも一緒に申し上げる」と付け加えた。

 大統領室の関係者は該当発言について、野党の「共に民主党」は「従北だと追い立てている」と批判している。これについて「大統領も特定の人や特定勢力を言及しなかった。それなのに(野党が)なぜそのようなことを言うのか理解し難い。それでは自由民主主義体制を否定する勢力と、同調しなければならないのか」と反問した。
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