3年ぶりのノーマスクでのハロウィン、梨泰院で圧死事故…146人が死亡=韓国報道(画像提供:wowkorea)
3年ぶりのノーマスクでのハロウィン、梨泰院で圧死事故…146人が死亡=韓国報道(画像提供:wowkorea)
3年ぶりのノーマスクでのハロウィンフェスティバルが開かれた29日夜、ソウル市イテウォン(梨泰院)に人々が殺到して将棋倒しになる事故が発生し、146人が死亡、150人が負傷した。

事故はクラブ内ではなく、梨泰院の路地で発生した。幅4メートルほどの狭い路地に出入りしようとする人が入り乱れ、その間で挟まって動けなくなった人々が次々に倒れ始め、幾重にも人が折り重なった結果、死亡者が増加した。

現場にいたある市民は「三叉路にたくさんの人が集まっていたが、途中で挟まった人が身動きが取れなくなった」と語り、「10秒後に次々に人が倒れた。息がなかった」と状況を伝えた。

狭い路地などのような死角地帯で秩序の維持ができず事故が発生したものと推定されている。一部では有名タレントを見物するために人々が集中したり、一帯の店で麻薬成分が含まれた飴が出回っているといううわさが流れたが、当局は具体的な事例は確認されなかったと発表した。

梨泰院を担当するソウルヨンサン(龍山)警察署は全ての警察官を臨時招集して警備・交通整理・刑事など100人を動員して現場の収拾に当たった。ソウル警察庁は近隣の6か所の警察署の警察官を投入した。

消防当局は救急車142台をはじめ、救助隊員と装備を投入した。消防当局は午後11時13分に対応2ステージを発令し、梨泰院一帯の事業所にハロウィンフェスティバルを中断するよう要請した。

消防当局は29日午後10時24分に「人が下敷きになっている」という最初の通報があって以降、80件余りの同様の通報が続いたと発表した。消防当局が出動して患者を搬送したが、ほとんどが心配停止の状態で搬送され、死亡者数が次々に増えた。被害者は20代が最も多く、未成年者が含まれていたかどうかは確認されていない。

ソウル龍山消防署のチェ・ソンボム署長はこの日の午前4時に記者会見を通じて「死傷者296人というこの数字に間違いなさそうだ」と説明し、9つの消防救助隊が3回にわたり現場捜索を行ったが、さらなる死傷者は発生していないと述べた。

現在、国立中央医療院内に中央応急医療センターが設けられ、移送病院の選定などを行っている。しかし、身分証明書や持ち物などがない身元不明の死亡者が多く、警察では行方不明者の受付を行っている。

ソウル市ウォンヒョロ(元暁路)の多目的体育館に安置されていた死亡者は、スンチョンヒャン(順天郷)大学ソウル病院の霊安室に移送されることが決まった。この他にも死傷者は国立中央医療院、イファ(梨花)女子大学モクトン(木洞)病院、カンブク(江北)サムスン(三星)病院ソウル聖母病院、中央大学病院、ソウル大学病院、ハニャン(漢陽)大学病院、カンドン(江東)キョンヒ(慶煕)大学病院、コングク(建国)大学病院、コリョ(高麗)大学アナム(安岩)病院、シンチョン(新村)セブランス病院、梨花女子大学ソウル病院、カンナム(江南)セブランス病院、ボラメ病院、ウンピョン(恩平)聖母病院、ハンリム(翰林)大学江南聖心病院、ヨイド(汝矣島)聖母病院などに移送された。
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