【ソウル聯合ニュース】韓国・ソウルの繁華街、梨泰院でハロウィーンイベントに押し寄せた多数の人が転倒し150人以上の死者が出た事故を巡り、最大野党「共に民主党」の李在明(イ・ジェミョン)代表は1日の議員総会で、「明白な人災で、政府の無能による惨事」と批判した。 前日まで事故の収拾を優先するとしていたが、李祥敏(
イ・サンミン)行政安全部長官の「警察と消防を前もって(事故現場に)配置して解決する問題ではなかった」という発言などで世論の怒りが高まっていると判断し、政府の責任を追及する方針に転じたとみられる。 李代表は「大統領から市長まで話す言葉は『われわれには責任がない』だけ」として、「政府の誰も『責任がある。国民の命を守れなくて申し訳ない』と謝罪しない」と指摘。「以前はもっと多くの人が(梨泰院のハロウィーンイベントに)参加していたのに事故は発生しなかった」とし、「当局者は責任がないという話を繰り返しており、家族を失って嗚咽(おえつ)している国民の前でふざけている」と責めた。 そのうえで、「事態の収拾は当然だが、(犠牲者が)なぜ理由もなく亡くなったか原因を究明しなければならない。当然、責任の所在を明らかにすべきだ」として、「今からはこの事故がなぜ発生したか、避けられる事故だったか徹底的に究明するとき」と述べた。
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