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北朝鮮 午後にも弾道ミサイル3発=韓米訓練の延長に反発か
【ソウル聯合ニュース】韓国軍合同参謀本部は3日、北朝鮮が同日午後に朝鮮半島東の東海に向けて短距離弾道ミサイル(SRBM)3発を発射したと発表した。北朝鮮は同日午前にも大陸間弾道ミサイル(ICBM)1発を含む弾道ミサイル計3発を発射している。 合同参謀本部によると、北朝鮮は午後9時35分ごろから同49分ごろにかけて西部の黄海道・谷山付近から東海に発射された短距離弾道ミサイル3発をとらえた。 午後の発射は韓米が先月31日から実施している大規模な空軍合同訓練「ビジラント・ストーム」の期間延長を決めたことに対する反発とみられる。これに先立ち、北朝鮮の朴正天(パク・ジョンチョン)党書記(軍事担当)は同訓練の延長を非難する談話を発表。談話発表から1時間もたたないうちに弾道ミサイルは発射された。 韓米はこの日、北朝鮮がこの日ICBMを発射するなど連日、挑発を続けていることを踏まえ4日まで実施する予定だった訓練の延長を発表。延長期間などを巡り協議を行っている。 同訓練には韓国空軍の最新鋭ステルス戦闘機F35AやF15K、KF16、空中給油機KC330など約140機と、米軍のF35Bや電子戦機EA18、高高度偵察機U2、空中給油機KC135など約100機の計約240機が参加。米海兵隊の最新鋭ステルス戦闘機F35Bは初めて韓国に展開され、訓練に参加した。オーストラリア空軍は空中給油機KC30Aを1機派遣して韓米の合同訓練に初参加した。 北朝鮮は「ビジラント・ストーム」に激しく反発してきた。訓練前の先月28日から発射したミサイルは少なくとも33発に上る。 韓国軍合同参謀本部によると、北朝鮮はこの日、午前7時40分ごろに平壌・順安付近から東海に向けてICBMを発射した。最高高度は約1920キロ、飛行距離は760キロ、最高速度はマッハ15(音速の15倍)だった。 韓国軍はこのミサイルを新型ICBM「火星17」とみなしている。同ミサイルは2段目の分離まで行われたが、その後は不正常に飛行し、朝鮮半島東の東海上に墜落したと推定される。 また北朝鮮はこの日の午前8時39分ごろに西部の平安南道・价川付近から短距離弾道ミサイル2発も東海に発射した。