梨泰院事故に埋もれるか…爆発事故の兵士たち、一生車椅子生活になる可能性も=韓国報道(画像提供:wowkorea)
梨泰院事故に埋もれるか…爆発事故の兵士たち、一生車椅子生活になる可能性も=韓国報道(画像提供:wowkorea)
先月31日、カンウォンド(江原道)ヤング(楊口)郡のある陸軍部隊で発生した爆発事故により兵士2名が負傷した事故について「きちんとした補償と責任者による謝罪がなされるべきだ」との指摘が出ている。

事故が起きた陸軍某師団の下部隊に勤務する将兵のAさんは5日、フェイスブックを通じて「陸軍訓練所の代わりにお伝えします」というタイトルで「10月31日に、雷管が生きていないと判断された爆発物を運ぶ途中で爆発事故が発生し、兵士2名が重傷を負い国軍首都病院に搬送された」と話を切り出した。

A氏は「幸い、小哨にいた医務兵がすばやく対処したため、負傷した兵士たちはヘリコプターが来るまで状況が悪化しなかった」としながらも、「兵士たちは一生松葉杖や車椅子に乗って暮らさなければならない可能性があり、さらには足を切断しなければならない可能性もある」と伝えた。

続けて「まだこれからの若い人に対して国から出る被害補償金は1000万ウォンから1500万ウォン(約104万円から156万円)にすぎず、さらに国家有功者の優待が与えられるだけだ」とし、「国家のために、国民の安全のために青春を捧げて生きてきた日よりも、今後生きていく日の方が多い若い人に対してこの程度の補償と待遇しかないとは、本当に腹が立つと同時にとても残念だ」と付け加えた。

それとともに「現在イテウォン(梨泰院)での事故など痛ましい事件や事故が多く起きている状況の中で、部隊内の陸軍科学化戦闘訓練団の訓練などによって今回の事故をもみ消そうという雰囲気があるように思う」と懸念している。

A氏は「徹底した調査はもちろん、まともな補償さえなされていない現状の中で、また他の若い青春たちが『不毛地作戦』という危険な作戦に駆り出されている」と強調した。

これに対して部隊側は「不慮の事故により負傷した将兵と家族に対し、深い慰労の意を伝える」と表明し、「部隊は現在、事故対策本部を設置して負傷者の治療と回復、補償などに対する措置を行うよう最善を尽くしている」と明らかにした。

また「陸軍捜査団が正確な事故原因と経緯を調査しており、その結果により事故に関わった者に対する処遇および安全対策を講じるなど、必要な措置を推進する」と述べた。

部隊側は「『不毛地作戦』は警戒作戦の成功のために必ず必要な事案であり、部隊は将兵の安全を確保するために投入前の安全教育および地雷探知などの措置を実施している」と説明した。

先立って陸軍3軍団は、楊口郡のある部隊で10月31日の午前11時ごろ、爆発事故が起きたと明らかにしていた。

この事故により、陸軍21師団所属の将兵2名が足などを負傷し、キョンギド(京畿道)ソンナム(城南)市の国軍首都病院に移送されて治療を受けている。

将兵らは「第4トンネル安保展示館」にあった展示用の爆発物を所管部隊に移送する途中で事故に遭ったと陸軍3軍団は明らかにした。
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