<梨泰院事故>手を震わせ会見していた消防署長が被疑者だなんて…「とかげのしっぽ切り」との批判(画像提供:wowkorea)
<梨泰院事故>手を震わせ会見していた消防署長が被疑者だなんて…「とかげのしっぽ切り」との批判(画像提供:wowkorea)
韓国イテウォン(梨泰院)で発生した事故を捜査している警察庁の特別捜査本部はヨンサン(龍山)消防署のチェ・ソンボム署長(52)に業務上過失致死傷の容疑を適用し被疑者として立件した。チェ署長は事故直後に震える手でマイクを持ち現場会見を行ったことで注目された。

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特別捜査本部は7日、チェ署長とパク・ヒヨン龍山区庁長を立件した。消防と龍山区のハロウィーン事前対策と事故後の対応に不十分な部分があったとみたためだ。

これに先立ち、特別捜査本部は2日に龍山消防署などを家宅捜索し、「ハロウィーン消防安全対策」という文書と救助活動内訳などを確保した。

警察は事故前に2度にわたり消防に共同対応を要請したものの、消防が応じないなど適切に対処しなかったものと確認された。このほかにも119通報の処理、救助活動の内訳から容疑が確認されたと伝えられた。

チェ署長の立件のニュースに大多数のネットユーザーらは首をかしげた。「とかげのしっぽ切り」との批判も集まった。事故直後のチェ署長の会見場面を思い出したためだ。

チェ署長は事故が発生した先月29日夜から30日未明まで現場で4回の会見を行い、この姿はニュースで生放送された。

当時、チェ署長は死傷者の集計や現場の収拾状況などを落ち着いて伝えたが、マイクを持つ手は震えていた。この姿はオンライン上で話題となり、残念だという気持ちとともに現場に投入された救助人員に向けた感謝の言葉が送られた。

ネットユーザーらは、「多くの人が亡くなるのを目の当たりにしながら、手をぶるぶると震わせ会見していた消防署長が被疑者だなんて」、「消防署長の震えた手、切に大声で叫んでいた警察。私はこれが多くのことを語ってくれていると考える」、「現場にいた消防署長は立件し、自身の職務を傍観した管理者らの問責はどこにいったのか」などの反応を示している。
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