ソウル中央地検反腐敗捜査2部はこの日の午前、盧議員を被疑者として呼んで調べている。盧議員は2020年2~11月、第21代国会議員選挙費用などの名目で事業家のパク某氏側から計6000万ウォン(約621万円)を受け取った嫌疑(賄賂授受・あっせん収賄・政治資金法違反嫌疑)を受けている。
検察はこの日の調査で、パク氏側から受け取った金の性格と代価性の有無、パク氏の自宅で発見された約3億ウォン(約3103万円)の現金の束を助成した経緯と不法行為の関連性などを追及する方針だ。
盧議員は先月、検察が国会事務室、自宅などを家宅捜索すると「潔白を証明することにすべての政治生命をかける」として疑惑を強く否認した。また、自身に対する家宅捜索に異議を申し立て、先月28日にはソウル中央地裁に準抗告を提起した。
さらに検察は賄賂などの嫌疑で捜査を受ける共に民主党代表室のチョン・ジンサン政務調整室長を2週間内に裁判にかけるものと見られる。チョン室長は李代表の最側近である。検察は李代表とチョン室長を‘政治共同体’と呼んでいる。
チョン室長の拘束期間は11日までだ。検察は、チョン室長の拘束適否審が棄却された後、一度拘束を延長して捜査している。10日と11日が週末であるため、9日ごろにチョン室長を裁判にかけるものと見られる。
検察はチョン室長の起訴後、李代表に対する捜査力を集中するものと思われる。検察は既に李代表と家族に対する口座追跡に乗り出している。
チョン室長が民間事業者から金を受け取り、彼らがテジャンドン(大庄洞)事業者に選定されるようソンナム(城南)市の情報などを渡したという供述が出ている時期の城南市長は李代表だった。チョン室長はその後もキョンギド(京畿道)庁で政策室長などを務め、李代表を近くで補佐してきた。
検察は、李代表の側近たちが大庄洞業者たちに特恵を与え、その見返りに城南市長再選および大統領選挙のための資金を不法に用意したという嫌疑に李代表が直接関与したのではないかと提起された疑惑全般を究明する方針だ。
このため、近いうちに李代表を召喚できるという見通しが出ている。ただし、9日まで通常国会が予定されており、李代表を対象にした公開捜査は慎重に検討するものと思われる。
Copyright(C) herald wowkorea.jp 83